2021年1月25日

バンガードの投資

コロナ社会になってから、そろそろ1年。
ブログは1年に2個くらいは書きたいと思っているのに滞っていたのは、忙しいからではない。ネタがないからである。
私は、コロナ下では、ブログに書きたいようなことがなかなか思いつかない。
とはいえ、コロナ下で、何も始めなかったわけではない。

注:日本では「禍」と書くことを最近知りました。知らずに「コロナ下」と書いてある記事を出しちゃいました。私は「禍」より「下」と言いたかったので、構わないのですが。

その1つが投資である。
イギリス在住時には、色々調べるところまでは行ったが、余裕がなくて始められなかった。
Vanguard というアメリカの大手の投信会社に口座を開いた。
ノウハウは日本語でも色々な情報が出ているので、私が付け足すべきことは何もない。
私は、岩崎淳子氏のブログを済から済まで参考にした。
Vanguard についても色々書いてあるが、他の記事も大変参考になり、あえてここで引用したいブログである。

さて、Vanguard に対する一番の感想は「ものすごい簡単」。

自分の銀行口座と紐付けることができる。
例えば $3000 の投資商品を買うと決めたら、代金を Vanguard に入金する必要がある。
このお金の移動が自分の普段使いしている銀行口座から、手数料なしで、かつものすごく簡単にできる。

また、細かい所は追いきれないけれども、全体としては操作や提供されている情報が十分に分かりやすい。

次に、評判通り、手数料がすごく安い。
手数料は Vanguard に限らず年々安くなっているそうなので、私が日本で少し投資をやっていた(少なくともそういう情報を見ていた)十年位前と比べるのは公平でないが、本当に安い。
軽く調べたところ、日本から Vanguard の投資商品を買おうとするには、日本の証券会社とかを通してやるようですね。
そういう証券会社が手数料を上乗せしてくるのかどうかは、気になりました。

投資信託をいわゆるアクティブ型とパッシブ型に分けると、Vanguard は基本パッシブ型である。
アクティブ型は、S&P500 のような株価指数のさらに上を行くことを目指して、色々株(など)の混ぜ方を変えたりする。
パッシブは、株の混ぜ方をいじることに手間暇(つまりは、手数料のコストとなって跳ね返ってくる)をかけずに、S&P500 と同じように伸びていけば良いと考える。
パッシブ型の考え方は、投資に対しては正しく平均値をやっておくこと以上に興味がない私にぴったりだ。

始めてから2ヶ月程度しか経っていないが、パッシブ型の投資が走り出して普通の軌道に乗ると、退屈だ。
なぜなら、基本、いじる必要はない(追加投資したいのなら別だが)。
というか、むやみにいじってはいけない。
リーマンショックが来ようがコロナが来ようが放っておく。

あえてそこに躍動感(!)を探そうと思って見てみたのは、手数料の境界線である。
日本の定期預金とかにもたまにあるが、1つのもの(ここでは投資信託)を何とかドル以上まとめて買うと手数料が安くなる、という境界線がある。
これを1つの目標にして積立を増やしていくのも良いかとしれない、と一瞬考えた。
しかし、日本で言う金持ちでない限り、この境界値は参考にならなそうだ。
Vanguard の投資信託は、1種類 $3000 からが普通である。そして、より手数料が安くなる境界がある場合は、多く(全てかもしれない。知りません)が $50000 である。
これは流石に大きい。
ただし、$3000〜$50000 の範囲で買っていても、すでに述べたように手数料は安いと感じる。

なので、私の中での投資ブームはわずか2ヶ月で終わった。
もちろん「やめた」という意味ではない。
気になっていたことが1つ片付いた、という気持ちである。