2015年3月6日

イギリスでハーフマラソン

イギリスでハーフマラソンに出た。

イギリスに来て丁度一年になった。しかし、職場と子どもつながり以外の人間関係はまだ乏しいので、一人でもできるこういう趣味は大事である。

参加者1万5千人。ブリストルの隣町 Bath(「風呂」の語源である)で行われるこのマラソンは、イギリス国内でも人気とのこと。

ハーフマラソンそのものは、日本でも何回か走ったので、特別なことはない(ハーフマラソンについて昔書いたブログはこちら)。淡々といつもの準備をして本番に臨むのみ。日本との違い:

  • 女性が多い。日本でも増えてきているようだが、この大会を見る限り、イギリスの方が女子率が高かった。

  • 自分のためでなく何かのために走ってる人の割合がすごく高い。アフリカのとある国の発展のため、がんの啓発、アルツハイマーの啓発など。ファンドレイジングという考え方が浸透してるからでしょう。こういうランナー達は、自分の団体のTシャツや、目立つけど重そうなコスチュームを来て走っている。日本にもいるが、少ない。

    このことも多分理由で、イギリスは、大会全体の雰囲気というのを感じる。日本は、個々や、個々の友だちグループ・走友会が走っている感じ。どっちが良い悪いと言いたいわけではない。面白い違いだと思った。

  • タイムを気にする人が少ない。日本だと、1km ごとの標識ごとに時計を見たりゴールラインでストップウォッチを止めたりする人は多い。あれは、テレビ中継で見られるだけではなく、自分を含む市民ランナーの多くもやっているのです。イギリスでは、そういう人は、ほんの少ししかいなかった。チャリティーのために走る人が多いことと関係あるのかもしれない。

  • マイル表示である。1マイル = 1.6 km と知ってても、かなり調子が崩れる。ハーフマラソンは13マイル(強)であり、「13ちょっとで終わり」とは皆思っている。日本だと、42.195 km というマラソンの距離は有名な数字なので、その半分ということで、ハーフマラソンが20 km と少し(細かく言うと 21 kmと少し)であることは、多くの人が知っている。13ですか。ピンと来ない。

    日本の長距離ファン(ないしランナー)の人は、テレビなどの影響もあり、駅伝やマラソンのトップ選手は 1 km を3分程度で走ること、2分50秒だと結構速いことなどを知っている。1 km 3分は、換算すると1マイル5分。自分のレベルだと、1 km を5分で走れば1マイル8分。うーん、慣れない。

無事に完走できた。なお、ここ4年くらい、「走ると右足のふくらはぎと足裏だけ痛くなる病」を患ってる。普段は痛くない。まだ日本に住んでいたときに色んな医者等に診てもらったが、原因不明のまま。でも、まあ何とか練習して何とか完走(タイムは良くないが。ああ、やっぱりタイムを気にしてる自分!)。コンパートメント症候群か脊椎管狭窄症のようですが、良くわかりません。耳寄りな情報をお持ちの方は教えて下さい。