1999年7月31日

北海道の詩

着陸し コンタクト付けて 見渡せば 誰もいないぞ 最後に降りる

足痛く でも貧乏だ 徒歩中心 寝袋しょって いざ学会へ

鈍行で 遠足のガキに 遭遇す 旅の風情に 彩を添え

登別 温泉化膿で 入れない 源泉散歩に 浸り良しとす

学会は はったりかまして あら不思議 あっという間に 名目を終える

ビアガーデン 飲んで狂って 燃えよ室蘭 涼しい夏風 北海道の夜

二風谷へ 行くバス1日 たった1本 土産買い買い 危うく乗車

北海道 激しく大きく あらをかし ビックさここに 勝る地ぞなし

二風谷は メンバーもロケも 二百点 アイヌを学び 伝統に触れる

草刈りは きつく気候も 蒸し暑い 大鎌草切り 首もよく切る

軽トラの 荷台に立って 山下る 迫力あること スキーの如し

蜂が出て ぶよ出て蚊出て あら大変 しかし直紀の 血には敗退

昼も夜も 熱くハードな 濃い時間 緊張の渦中の 気分は真夏

一人こけ 二人またコケ 直紀勝つ 正義の味方に 神は微笑む

いつも飲み いつも宴会 クレイジー 和あり楽あり 踊る平取

占冠(シムカップ) 帰りの電車 あら来ない 隣の駅々 20キロの彼方

山の手線 あらら来ないぞ 直紀疲労 帰りの道で 日付変われり