1999年6月30日

転倒よ、さよなら

こけること 3 年。蚊に刺されないこと 4 年。黒いこと 5 年。どうして我は、こうも特別な体になってしまったのだろう。大学に入った頃はピチピチだったのに。

黒い歴長いと、よく外人に間違われる。

三和銀行のカウンター「どこの国の方ですか?」
「通帳の名前見ればわかるだろーが!」

床屋「兄ちゃんどこの国から来たの」
「刈り上げって,日本語で頼んだろうが!」

単発バイト先「そうか、まだあんちゃん日本語うまくねーんだな」
「よけーなお世話だ!」

蚊に刺されないこと続けてると、変態扱いされる。

友達 A「血が青い」

友達 B「血がない」

友達 C「蚊は二酸化炭素に寄ってくるから、お前呼吸してない」

こけること続けてると、バカ扱いされる。

友達 A「アホ」

友達 B「三半器官(バランスを司る)がない」

友達 C「バカ」

しかし、3 年もコケ道を極めると、ケガしないコケ方が自然と身につく。

1999 年 5 月新宿。友達 6, 7 人と夕飯へ。縁石!かなりの強敵!たまらず躓く。しかし!!!今までの増田とは違った。ジャンプ後、膝を守って腕から着地。受身!ケガなし!とっさの反射神経とかいうやつだな。友達は「ナオキ今飛んだよ」と羨しそうに見つめていた。

1999 年 6 月上野。雨の中自転車で秋葉原に向かっていた。道路はつるつる。3 年前に大ケガした時と似てる。滑る滑る滑る....なんてね。グワッシャーーーーン!自転車は横倒れになった。しかし!!!今までの増田とは違った。自転車からジャンプ、頭を守って手から着地。雨の中受身!ケガなし!但し、ズブ濡れ。どうだ。3 年前だったら自転車もろとも上野公園の壁に激突して骨を折っていた状況だった。

こうやって、人は成長していく....